私は、1988年より舶来ピアノの修復を父の下で研鑽を積んでまいりました。
本格的にハープの調整を始めたのは1998年からですが、
以前より、きちんと調整、修理されていないハープが大変多いと感じておりました。
修復という作業には場所、設備、適材適所の知識が必要とされ、
大変困難な作業であることには間違いありません。
幸い、私の工房にはピアノ修復に関しての設備は整っており、
分からない事があれば、相談に乗ってくださる専門分野のブレーンも周りに居る事で、総合的に判断し、楽器を修復できる環境にあります。
これらのノウハウを基礎とし、ハープの修復も手掛け始めました。
修理の相談を頂いた場合、「何年持つのか心配」と云うのが一番多い質問です。
年代、メーカー、使用頻度によりはっきりと何年使えますという答え方は出来ませんが、少なくとも、現在抱えているトラブル、演奏上のストレスを取り除く事は可能であり、無理をした修繕、調整を施すより延命は期待できます。
過去に数例、大掛かりな修復をさせて頂き、現在も順調にご使用いただいております。
これからも修復技術向上のため、精進してまいりますので、皆様のご相談をお待ちいたしております。