小さな部品の一つにもこだわります。
材は本物のローズウッド、旋盤で一つ一つ削り出して作り直します。
USA/New York
スタインウェイ アンド サンズ
1924年製造
(※画像をクリックして頂くと、拡大表示されます。)
現行商品でもありますが、昔からあるスタンダードモデルです。
塗装は経年変化によって表面のニスが縮れてしまい、見た目も悪いですが、塗料を剥がして塗りなおせば新品同様になります。
汚らしいからといってゴミ扱いしないでください。
小さな部品の一つにもこだわります。
材は本物のローズウッド、旋盤で一つ一つ削り出して作り直します。
このピアノも駒が割れていました。
左は低音部分で短ゴマといいます。右は高音部分です。
場所によって駒の削り方(駒削ぎという)が違います。
削る場所により弦の長さが微妙に変わってくるので、高音側はとても神経を使います。
低音側はそれ程気にする必要はありませんが、その誤差といっても1ミリの範囲内でなければいけません。
高音側はコンマ何ミリの誤差で打弦点が変わり、音の鳴り方に影響が出てきます。
新たに貼り付ける木の材質にも影響があるので弦圧など総合的に考えて作業をしなければいけません。
オリジナルのハンマーを一度取り付け、打弦点を確認。
シャンクを植える向き、角度、ヘッド先端までの長さを間違えないようにしなければなりません。
ハンマーの取り付け
アクションの調整中
完成